下のイラストと文章は2013年9月発刊の単行本「グランプリ天国LAP5」の作者近況のところで書いたものです。
「旅がしたいです。知らない道を車でトコトコ走りながら、気が向いた方向にハンドルを切り、行き着いた街を散策し、適当なところで食事をし…みたいな。いつもと違う景色を見て、神社仏閣などを参拝し、山とか海とか広い場所で自分の小ささを実感しながら畏敬の念と不安みたいなものに襲われてみたいです。仕事は道具さえあればどこでもできるので、その気になればいけるはず…。かなり昔から計画は立ててます。しかし、実際にはなかなか実現しません。あれこれ細かい事を考える前に出発しちゃえばいいのかもしれませんね…」
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僕の仕事は外出する機会が他の職業に比べて少なく、時には数週間ほとんど家を出ないこともあります。毎日通勤している人たちと比べると圧倒的に生涯通算移動距離が少ないです。だからなのか分かりませんが「男はつらいよ」の寅さんみたいな真逆の生活に憧れてしまいます。
上の文章で「仕事は道具さえあればどこでもできる…」と書いてますが、実はそう簡単ではありませんでした。その辺は準備編で書いていきます。
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そして次の文章はその6年後の2019年11月発刊の単行本「グランプリ天国LAP7」で書いたものです。
「以前から旅をしながら仕事をすることに憧れてました。が、なかなか実現しませんでした。一番の理由は荷物(パソコン、液晶タブレット、配線など)が面倒なこと。それがiPadならそれだけで済むので思い切って購入。そしてついに念願の旅へ。しかし、旅先ではテンションが上がってしまい仕事にならず。結局早めに旅行を切り上げ、帰宅後仕事をしました。旅をしながら仕事をするまでの道のりはまだまだ遠そうです」
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iPadとApple Pencilは外で仕事をする可能性を大きく広げてくれました。下描きから入稿まで1台でこなしてくれるのですから。
しかしiPadがあれば漫画が外で簡単に描けるかといえばそうでもなく、ある程度の準備と練習(慣れ)が必要です。その辺のことは準備編と練習編で書いていこうと思います。